労働分配率/人件費

こんにちは。今日は人件費と労働分配率の関係について書きたいと思います。

まずは人件費です。人件費という言葉を聞くと、みなさんは何をイメージされますか??大半の方は、給料をイメージされるのではないかと思います。私も、人件費といえば給料というふうに瞬間的に頭の中で結びついてしまいます。

しかし、人件費は従業員の給料だけではないのです。では、人件費の構成はどのようになっているのでしょうか?

人件費=給与+企業が負担する費用になります。

企業が負担する費用には、法定福利費、退職金の積立、福利厚生施設の維持費、社外研修受講料の補助などを挙げることができます。

人件費は固定費にあたります。そして、固定費の中で最も大きな割合を占めているのが人件費なのです。理由としては、上記のように人件費は給料以外にも様々なものを負担しているからです。

では、その人件費はどれくらいが適正なのでしょうか??

適正な人件費を維持する為の1つの目安に労働分配率があります。

労働分配率とは、企業活動によって生み出された「付加価値」のうち、従業員の人件費に回った割合のことを指します。

ここでいう「付加価値」とは、売上高から仕入高を差し引いた粗利益のことです。

では、この労働分配率はどのようにして求めることができるのでしょうか?下の公式によって求めることができます。

労働分配率=人件費÷付加価値×100

例を挙げてみます。売上高6000万円、仕入高4000万円、人件費1000万円の企業の労働分配率は??

まずは、付加価値を求めます。

付加価値(粗利益)=売上高6000万円-仕入高4000万円

付加価値(粗利益)=2000万円

そして、労働分配率を求めます。

労働分配率=人件費1000万円÷付加価値2000万円×100

労働分配率=50% になります。

企業の業種によって多少異なりますが、労働分配率は50~60%が平均的な数字であると言われています。

労働分配率が高い企業は、付加価値(粗利益)をより多く従業員に提供しているということになります。つまり、給料が高い企業になります。従業員にとっては、1円でも多く給料を頂きたいですが、企業にとっては人件費=固定費が増加することによって、労働分配率が上昇し、会社の経営が厳しくなる可能性があるので難しいところです。

労働分配率は高すぎても低すぎても良くないのですね。今日は人件費と労働分配率の関係について書きました。

ありがとうございました。

 

アウトソージング

今日は、アウトソージングについて書きたいと思います!!

皆さんはアウトソージングって言葉をご存知しですかー??
聞いたことあるよーな、ないよーな。笑

アウトソージングとは、今までは組織の内部で行っていたもの、もしくは新規に必要なビジネスプロセスについて、それを独立した外部組織からサービスとして購入する契約です。

メーカー業の場合を考えてみたいと思います。例えば、今まで、自社で行っていたパソコン等のシステム関連の業務を、外部の専門業者に依頼し、代わりに行ってもらうとします。これが、先程述べたアウトソージングです。

では、アウトソージングを行うことは企業にとってプラスであるのか?という疑問が生じてきます。

結論から言いますと、プラス面もありますし、マイナス面もあります!!

まずはメリットです。主なメリットは、
・人材採用コストの削減
外部組織に委託することで、社員を増やさずに業務拡大に取り組むことができます。

・コア部分(専門分野)の強化
メーカーの場合、システム関連の業務を切り離すことで、製造という専門分野に力を注ぐことができます。

・スピーディーな変化
外部業者と提携することで、素早く変化をもたらすことができます。
続いてデメリットです。
デメリットとしては、
・業務統制の問題
外部組織に業務を委託するので、業務の進捗状況を把握するのが難しくなります。

・社内ノウハウが育たない
今まで行っていた業務を外部組織に委託することで、その業務に関する社内の技術、ノウハウの発展がなくなる可能性があります。

・リスクヘッジが難しくなる
外部組織が業務を遂行する上で、何かのトラブルが起こった際に、そのトラブルへの対応ができない、あるいは難しくなる。(社内で業務を遂行していないため)

メリット、デメリットはこれ以外にもたくさんあると考えられますが、主なところでいうとここまで述べてきた内容になるかと思います。

以上のことを考えて、企業はアウトソージングに取り組む必要があります!

「どの分野をアウトソージングするか」が非常に大事になってきます。他社には真似できないコアコンピタンスを強化し、それ以外の部門でアウトソージングを図ることが、セオリーにはなってくると思いますが、これが必ず正解かというとそうではありません。選択肢はたくさんありますので、その企業にとって最善の選択をとり、成長していくことが求められます。

今日はアウトソージングについて書きました。
ありがとうございました!

コンピュータの仕組み

こんばんは。今日はコンピュータの仕組みについて書きたいと思います。

私は、経営学部出身なのでコンピュータのことは全然詳しくないのですが、資格勉強の際に少し習ったので、基本的なことについて書きたいと思います。

コンピュータは、「入力⇒処理(演算)⇒出力」を行う装置です。具体的には、入力装置とコンピュータ本体と出力装置の3つに分類することができます。では、それぞれの機能について説明していきます。

まずは、入力装置です。コンピュータの入力装置とは、人間と機械を結ぶものです。入力装置に入力されたデータは、機械が理解できる信号に変換され、コンピュータ本体に送られます。入力装置の種類としては、キーボード、マウス、タッチパネルなどを挙げることができます。

次に、コンピュータ本体の機能についてです。

コンピュータ本体の機能は3つあります。記憶・演算・制御の3つです。

まずは記憶機能です。記憶装置において記憶機能を行います。記憶装置には主記憶装置(メインメモリ)と補助記憶装置があります。入力装置から入力されたデータが主記憶装置に送信され、データの記憶、変更、消去などの働きを行います。一方、補助記憶装置は、主記憶装置に比べると処理スピードは低速だが、大容量のデータを確保することができます。

次に演算機能です。演算は中央処理装置(CPU)の演算装置にて行われます。演算機能の種類としては、四則演算、論理演算などがあります。

そして、もう1つ重要な機能があります。それが制御機能です。制御機能も中央処理装置(CPU)の制御装置で行われます。制御機能とは、作業を実行するために、他の4つの機能を連携させて、コンピュータ全体をコントロールする機能です。

記憶・演算・制御の3つがコンピュータ本体の機能です。そして、記憶装置及び中央処理装置(CPU)において処理されたデータが出力装置に送信されます。

出力装置の種類としては、ディスプレイ、プリンタなどを挙げることができます。

これらのすべての機能が連携して、コンピュータは成り立っています。

今日は、コンピュータの仕組みについて書きました。

ありがとうございました。

モチベーション理論

今日は、モチベーション理論について書きたいと思います。

モチベーション理論とは、人間はどのようにして特定の行動に動機づけられていくのかを研究したものです。

モチベーション理論には、個人の行動を動機づけるものは何かを明らかにする内容理論、またはどのようにして動機づけられるかを明らかにする過程理論があります。

今日は、内容理論に焦点を当てて説明していきたいと思います。内容理論の中でも特に有名な理論がマズローの欲求5段階説です。

マズローによれば、人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されており、低い階層の欲求が満たされることでより高い階層の欲求を欲するとされています。

*マズローはアメリカの心理学者です。

では、5段階の欲求についてそれぞれ説明します。

第1段階欲求=生理的欲求

第1段階欲求は「生理的欲求」です。人間は生きていくためには基本的・本能的な欲求が必要不可欠です。つまり、飢え、睡眠、休息、渇きなどの生理的に必要な欲求のことを指します。

第2段階欲求=安全欲求

第2段階欲求は「安全欲求」です。自分の身体の安全及び安全な暮らしがしたいという欲求を指します。つまり、台風を凌ぐ家や健康などがこの欲求に当てはまります。

第3段階欲求=社会的欲求(所属と愛の欲求)

第3段階欲求は「社会的欲求」です。友人、家族、恋人との愛情に満ちた関係や集団に所属したり、仲間を求める欲求のことを指します。つまり、誰かに愛されたいという気持ちのことを表しています。

第4段階欲求=尊敬と自尊心の欲求(自我の欲求)

第4段階欲求は「尊敬と自尊心の欲求」です。他人から認められたい、尊敬されたい、あるいは自分が他人より優れているということを認識したいという欲求が第4段階欲求になります。

第5段階欲求=自己実現の欲求

第5段階欲求、つまり最後の欲求は「自己実現の欲求」です。自分の能力の向上を望み、自分の理想の人間像になりたいという欲求を指します。この欲求は仕事を行う上で非常に大事になってきます。自分の目指す人間像を常に頭に思い浮かべ、その人間像に少しでも近づけるように努力することはとても大切です。

今日は、マズローの欲求5段階説について書きました。

ありがとうございました。

 

コアコンピタンス

おはようございます。今日はコアコンピタンスについて書きたいと思います。コアコンピタンスはビジネス戦略上、非常に大事になってくるものなので、できるだけ分かり易く説明したいと思います。

コアコンピタンスとは、ある企業の活動において「ライバル企業には絶対負けないもの」「ライバル企業を圧倒的に上回るレベルのもの」あるいは「ライバル企業には真似できない自社の強み」などのことを指します。

簡単に言いますと、「絶対的な強み」がコアコンピタンスなのです。

例としまして、卸売業と製造業のコアコンピタンスの違いをそれぞれ比較してみます。

まずは、卸売業です。卸売業はメーカーから商品を仕入れ、小売業に商品を販売することによって利益を確保する業種です。

では、卸売業のコアコンピタンスは何になるでしょうか?

私は、商品の数と情報力ではないかと考えます。卸売業はお客様のニーズに応えるために、多数のメーカーから商品を仕入れ、提供します。よって、商品の数は小売店とは比べ物にならないくらい多いです。また、卸売業はメーカーと小売店の中間に位置する「川中」のポジションになりますので、メーカーからの情報だけでなく、小売店での売れ筋情報をいち早く収集することが可能です。よって、商品の数と情報力が卸売業のコアコンピタンスであると私は考えます。

次に製造業のコアコンピタンスです。製造業のコアコンピタンスは、主に「技術力」になってくると思います。「この商品を製造できるのはA社だけだ。」「色々な会社がこの商品を製造しているが、A社が製造する商品が一番品質が高く、デザインも可愛い。」などのようにお客様に思ってもらうことができれば、この製造会社は勝ちです。なぜなら、ライバル企業にはない「技術力」を持っており、差別化できているからです。これが、製造業のコアコンピタンスです。

卸売業と製造業のコアコンピタンスを比較してきましたが、いかがでしたでしょうか?どちらかと言いますと、製造業の例の方がコアコンピタンスという用語にしっくりくるのではないでしょうか?

今日はコアコンピタンスについて書きました。この用語は企業だけに当てはまる用語ではなく、人間にも当てはまります。私は常日頃から「自分にしかできない仕事は何か」「他の人ができなくて、自分ができることは何か」を意識して働いています。

コアコンピタンスを少し意識することで、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。

がんばりましょう。

ありがとうございました。

商品回転率

今日は、商品回転率について書きたいと思います。

商品回転率とは、在庫の適正さを把握する目安といえます。つまり、商品回転率が高い場合は少ない在庫で多くの売上を上げているということになります。一方、商品回転率が低い場合は売上高に対しての在庫高が多いことを指しています。言い換えると、在庫が多い割には売上を上げることができていないということです。

では、商品回転率とはどのようにして求めることができるのでしょうか?下の公式で求めることができます。

商品回転率=売上高÷平均在庫

平均在庫=(期首在庫+期末在庫)÷2

例を挙げてみます。

期首在庫60万円、期末在庫80万円、売上高320万円の企業の商品回転率はどのようになりますか?

平均在庫=(期首在庫60万円+期末在庫80万円)÷2

平均在庫=70万円

商品回転率=売上高320万円÷平均在庫70万円

商品回転率=4.571

よって、この企業の商品回転率は4.5回転していることになります。

4.5回転という商品回転率は高いと私は思います。回転率が高すぎると、在庫不足という悪影響を生み出す可能性もあります。商品回転率は高すぎても低すぎてもダメです。

では、商品回転率の上昇と低下にはどのような意味があるのでしょうか?

(商品回転率が高い場合)

・販売効率が良い

・在庫不足・機会ロスの可能性がある

まず、1つ目は販売効率が良いということです。これは仕入れた商品を留めることなく、循環させていることを示します。まさに理想の形だといえます。2つ目は、在庫不足・機会ロスの可能性です。商品回転率が高いということは、在庫を多く抱えていないということです。つまり、予測を超える売れ方をした場合に在庫がショートする可能性があり、機会ロスにつながってしまいます。

(商品回転率が低い場合)

・売上減少

・商品増加

1つ目は、売上の減少です。商品回転率が低いということは、商品の売れるスピードが遅いことを指しますので、売上も減少してしまいます。2つ目は、商品の増加です。仕入れる在庫の量に対して売上が追いついていないため、商品が増えてしまいます。

以上のことから、商品回転率は高すぎても低すぎてもダメということになります。よって、通常の売れ方をする商品の在庫は適正に保ちながら、売れ筋の商品に関しては在庫を多めに持つということが大事になってきます。

今日は、商品回転率について書きました。

ありがとうございました。

 

職能別組織/事業部制組織/マトリックス組織

おはようございます。今日は、企業の組織について書きたいと思います。

企業の組織は主に職能別組織と事業部制組織とマトリックス組織の3つに分類することができます。それぞれの特徴について説明していきたいと思います。

①職能別組織

職能別組織とは、企業の職能ごとに部署を設け、企業全体で1つの大きな組織になっているものです。職能別組織は目的に応じて区切られた組織構造をしており、機能別組織と呼ばれることもあります。また、製造部、販売部、経理部、研究開発部などのようにそれぞれの機能によって部門化しているが、部門ごとに依存し合っているため、トップマネジメントによる調整が必要となることが多く、集権的職能別組織と呼ばれることもあります。

では、職能別組織の特徴としてはどのようなものがあるのでしょうか?

(メリット)

・専門性に優れているため、知識や経験の蓄積が簡単

・トップダウンの命令系統のため、組織の軸がぶれない

(デメリット)

・トップに権限が集中するため、経営トップの負担が大きい

・集権化が進み、機械のような組織になる恐れがある

(環境)

小規模や中規模の企業に適する

②事業部制組織

事業部制組織とは、事業部ごとに責任や権限を与える組織のことを指します。製造、販売、経理などの機能を持つ各事業部が、1つの独立した企業のように運営されるので連邦制組織と呼ばれることもあります。

(メリット)

・各事業の分権化により自立性と機動性が強化される

・各事業部に権限移譲しているので、将来の経営者として育成が容易になる

・各事業部の責任が明確となり、評価やコントロールが容易になる

(デメリット)

・各事業部の利益を求めるようになり、近視眼的行動に走る可能性がある

・事業部間のコミュニケーションがとりにくい

(環境)

大企業に適する

③マトリックス組織

マトリックス組織、職能(機能)を基準とした横軸と事業部のプロジェクトを基準とした縦軸を組み合わせて編成する組織です。マトリックス組織の特徴としては、ツーボス・マネージャー(2人ボス制)を挙げることができます。つまり、上司が2人存在するということです。

(メリット)

・環境の複雑化に対応できる

・社内の多面的な連絡を取りやすい

(デメリット)

・責任の所在があいまいになってしまう

・多系統の命令に部下が慣れず、混乱する可能性がある

(環境)

海外事業部を多く設けている企業に適する

今日は、3つの企業組織について書きました。

ありがとうございました。

プッシュ戦略とプル戦略

こんにちは。今日は、プッシュ戦略とプル戦略について書きたいと思います。

プッシュ戦略とは、主に人的接客及び販売をプロモーション戦略として使い、商品や製品を「川上」のメーカーから「川下」の消費者にプッシュしていく戦略です。プッシュ戦略は下の図のように表すことができます。

(プッシュ戦略)

メーカー⇒卸売業⇒小売業⇒消費者

つまり、「川上」が「川下」に対して働きかけていくプロモーション戦略です。プッシュ戦略を行う上で重要になってくるツールが人的販売と販売促進です。

人的販売とは、販売員及び営業担当の者が顧客と直接的にやりとりや会話を行い、製品やサービスの情報を提示する活動です。人的販売を行うことで、メーカーから卸売業、小売業、消費者へ商品の情報を拡散することができます。よって、「川上」から「川下」に向けて情報を提供するプッシュ戦略に効果的です。

一方、販売促進とは製品やサービスの情報を伝えるための活動です。これは、セールスプロモーションとも呼ばれます。例としては、サンプル配布を挙げることができます。サンプルを消費者に配布することによって、消費者はその商品を直接使用することができ、消費者の商品に対する理解度を上げることができます。試食なども同じです。これによって、消費者を刺激し、購買意欲を高めるのが目的です。

では、プル戦略とはどのようなものなのでしょうか?

プル戦略とは、最も「川下」の消費者を刺激し、商品の需要を高めることを指します。プル戦略は下の図のようになります。

(プル戦略)

メーカー⇐卸売業⇐小売業⇐消費者

つまり、「川下」の消費者を刺激し、購買意欲を高める戦略です。

プル戦略を行う上で大事になってくるのが、広告です。

広告とは、料金を支払って自社の商品やサービスの情報を拡散する活動のことを指します。例としては、テレビ、新聞、SNS、ドラマなどがあります。この中でも特にSNSやドラマなどの影響力が強いです。例えば、ある有名人がインスタにお気に入りの商品をあげたり、視聴率の高いドラマで出演女優が自社の商品を使用したとなるとその商品の需要が一気に上がることがあります。需要が上がるとプル戦略は成功します。

今日は、プッシュ戦略とプル戦略について書きました。プッシュ戦略は「川上」から「川下」へ商品をプッシュしていき、プル戦略は「川下」から「川上」へ需要をプルしてくることです。

商品を製造するにあたり、コストやリスクなどもあるので、その商品に応じて戦略を変えることが重要です。

ありがとうございました。

 

製品の価格設定

おはようございます。今日は、製品の価格設定について書きたいと思います。

まず、新製品の価格を設定する際に使われる戦略を紹介します。上層吸収価格戦略と市場浸透価格戦略の2つがあります。

①上層吸収価格戦略

上層吸収価格戦略とは、商品を導入する時期において高価格を設定し、競争企業が参入してくる前に市場の上澄み部分を吸収し、競争企業が出現してくる成長期のあたりで価格を順次引き下げていく戦略です。上層吸収価格戦略は上澄み吸収価格、またはスキミングプライスと呼ばれることもあります。

では、なぜこのような戦略をとるのでしょうか?

その理由としては、新製品の導入期の顧客は革新者と呼ばれる層が多く、価格にあまり敏感でないので、高価格をつけても売れる場合が多いからです。

②市場浸透価格戦略

市場浸透価格戦略とは、新製品の導入期から低価格を設定し、素早く市場に浸透していこうとする戦略です。つまり、上層吸収価格戦略の逆の戦略になります。市場浸透価格戦略は、ぺネトレイティングプライスと呼ばれることもあります。

では、この戦略はどういった市場及び製品によく使われるのでしょうか?

・消費者の多くが価格に極めて敏感である市場

・製品の差別化が難しく、競合他社の参入の脅威が大きい市場

・模倣されやす新製品

上のような環境の下で、この戦略は利用されます。以上の2つが新製品の導入の際に用いられる戦略です。

次に、価格関連の戦略について3つ取り上げます。

①Hi-L(ハイ・ロー)政策

ハイ・ロー政策とは、通常価格で販売されている商品の価格を一時的に安くすることで売上確保を狙い、また通常価格に戻す政策です。例えば、スーパーの”火曜市”のようなその曜日だけ通常商品が安くなる場合やアパレルのタイムセールなどがこの政策にあたります。

②EDLP(エブリデーロープライス)政策

この政策は、一時的に安くするのではなく日常的に低価格で商品を販売する方法です。消費者に低価格をアピールする戦略です。EDLP政策は、商品がいつも低価格なので、あまり広告する必要がないです。

③端数価格戦略

最後は、価格の見せ方です。消費者は端数のない価格よりも端数のある価格を好みます。例えば、2000円の商品を1980円にして販売することで、消費者は少し割引されているかのように感じます。なので、1000円の商品も980円や998円のように価格表示することで、売れ行きが変わってくると思います。

以上の3つがよく使われる戦略です。

価格設定には様々な方法がありますが、消費者に対してどのように商品を提供していきたいかを考えて、それに合った価格設定を行うことが必要になります。

ありがとうございました。

4タイプの購買行動

おはようございます。今日は、消費者の購買行動について書きたいと思います。

アサエルは消費者の購買に対する関与(こだわり)とブランド間の差異の程度によって、消費者の購買行動は4つのタイプに分類することができると提唱しています。

*ヘンリー・アサエルはアメリカの消費者行動研究者です。

では、4つのタイプはそれぞれどのような内容か確認していきます。

①複合購買行動

商品に対するこだわり(関与)が高く、ブランド間差異が大きいときの購買行動を複合購買行動といいます。消費者のこだわりが高く、またブランド間の差異も大きいため、購買の意思決定が行われるまでの過程が複雑かつ長いことが特徴です。このような消費者に対しては、ブランドについて丁寧に説明することが求められます。

②認知不協和解消購買行動

商品に対するこだわり(関与)が高く、ブランド差異が小さいときの購買行動を認知不協和解消購買行動といいます。ブランド間の差異が小さいため、消費者は商品選択にあまり時間をかけません。しかし、こだわりが高いので、購入後に「認知不協和」を感じることがあります。

③バラエティー・シーキング購買行動

商品に対するこだわり(関与)が低く、ブランド間差異が大きいときの購買行動をバラエティー・シーキング購買行動といいます。特徴としては、ブランドスイッチングが多く見られます。例えば、化粧品にそれほどこだわりを持っていない消費者は、新製品(ブランド)が出るたびに、試し買いをしたりします。これが、ブランドスイッチングです。

④習慣的購買行動

商品に対するこだわり(関与)が低く、ブランド間差異が小さいときの購買行動を習慣的購買行動といいます。特定のブランドに対して、こだわりはないが、習慣的に特定のものを選択しているケースが習慣的購買行動です。

以上の4つが購買行動の種類です。消費者の商品のこだわりによって、様々な購買行動タイプに分類されます。商品やサービスを提供する者は、その消費者がどのタイプの購買行動をとり、何で迷っているのかをしっかりと把握し、接客及び情報提供することが求められます。つまり、1人1人の消費者としっかりコミュニケーションをとることが何より大切であると私は感じました。

今日は、4タイプの購買行動について書きました。

ありがとうございました。