実用新案権

こんにちは。今日は、実用新案権について書きたいと思います。

実用新案権とは、特許権、意匠権、商標権と同じく、産業財産権の1つです。

実用新案権は、技術的に高度ではない考案の保護や利用を図り、その考案を奨励し、産業の発展を促す役割があります。

特許の場合と異なり、「高度であること」は、実用新案権取得の要件とされていません。

つまり、高度な発明は特許権に申請するということです。

実用新案権の存続期間は、出願の日から、10年間となっており、存続期間は特許権より10年短くなっています。

では、実用新案権の考案にはどのようなものがあるのでしょうか?考案には、次の3種類があります。

①物品の形状についての考案

「形状」とは、線や面などで表現された外形的なものを示します。例えば、ネジの形や工具の刃型のようなものです。

②物品の構造についての考案

「構造」とは、物品の外観だけでなく、空間的、立体的に組み立てられた構成のことを示します。また、場合によっては更に側面図や断面図を用いた構成もあります。

③物品の組合せについての考案

「組合せ」とは、物品の二個以上のものが空間的に分離した形態にあり、使用によって、それらのものが互いに関連して使用価値を生むような場合を示します。例えば、外観のカバーとインクからなるボールペンなどです。

以上の3つが実用新案権の考案になります。

実用新案権の場合、実体審査を行わず、出願の形式的な方式審査のみで登録されます。この制度を無審査主義といいます。

実用新案権登録をした後に、もっと付加価値がある技術であるとわかった場合は、特許出願に変更することができます。この特許出願を行った場合、その基礎となる実用新案権を放棄する必要があります。

また、次のような条件があります。

・実用新案権出願の日から3年以内に特許出願を行うこと

今日は、実用新案権について書きました。

ありがとうございました。

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