こんばんは。今日は、オピニオン・リーダーについて書きたいと思います。
オピニオン・リーダーは、2つの意味を示します。
まず1つ目は、顧客の購買行動に大きな影響を与える意見などを提供する人々のことを示します。
2つ目は、製品ライフサイクルにおいて、イノベーターに続き製品を購入する購買顧客層のことを示します。また、この場合は、アーリー・アダプターとも呼ばれます。
それぞれについて説明します。
①顧客の購買行動に影響を与えるオピニオン・リーダー
まずは、顧客の購買行動に影響を与えるオピニオン・リーダーです。
このようなオピニオン・リーダーになるためには、世の中に対する影響度が高い人になる必要があります。
例えば、有名人やモデル、あるいはタレントなどがこれにあたります。現在、世界中でSNSが頻繁に利用されています。これによって、有名人が来ている服やアクセサリー、あるいはそれらのブランドなどを知ることができます。
そして、それらの商品の購買に繋がります。つまり、顧客の購買行動に影響を与えているのです。
②購買の段階におけるオピニオン・リーダー
次に、購買の段階におけるオピニオン・リーダーです。
これは、スタンフォード大学のロジャース教授によって提唱されたイノベーション理論の中で出てくる用語です。
ロジャース教授は、商品購入の時の顧客の態度に焦点を当てました。そして、新商品の購入が早い順に5つに分類しました。
《1段階》イノベーター=革新者
まず、1段階目は、イノベーターです。イノベーターは冒険心があり、新しいものを進んで購入する人間のことを示します。
イノベーターは、市場全体の2.5%と言われています。
《2段階》アーリーアダプター=初期採用者
アーリーアダプターは、流行に敏感です。そして、情報収集も自ら積極的に行います。
これが、オピニオン・リーダーにあたります。つまり、他の消費者への影響力が強く、市場全体の13.5%を占めます。
《3段階》アーリーマジョリティ=前期追随者
アーリーマジョリティは、比較的慎重派です。比較的早くに新しいものを取り入れますが、平均より少し早いくらいです。これは、市場の34%にあたります。
《4段階》レイトマジョリティ=後期追随者
レイトマジョリティは、比較的懐疑的な人を指します。つまり、周りの状況をじっくり観察してから、決断を下すタイプです。これは、市場の34%を占めます。
《5段階》ラガード=遅滞者
ラガードは、最も保守的であり、流行に関心が薄いです。これは、市場全体の16%です。
今日は、オピニオン・リーダーについて書きました。
ありがとうございました。