こんにちは。今日は、グッド・サイクルについて書きたいと思います。
グッド・サイクルとは、物事に挑戦した結果、成功した場合、その成功が次の成功を生み出す原因となり、好循環が回る仕組みのことを示します。。グッド・サイクルとは成功の好循環とも言われます。
物事には、原因と結果が必ずあります。何かをしたから、何かを得られるということです。これは、ビジネスではとても重要になってきます。
つまり、ビジネスの業績が悪かったとします。この場合、悪い結果を招いてしまった原因が必ずあります。それに気付けない場合は、バッド・サイクルに陥ってしまいます。
バッド・サイクルはグッド・サイクルの反対です。
このように、ある原因によって発生した結果が、さらに元の原因を引き起こす因果関係の構造が存在します。
この構造によって、好循環や悪循環が生まれます。
では、ここで、グッド・サイクルの例を挙げたいと思います。
服飾雑貨関連の商品をメーカーから仕入れ、小売店やエンドユーザーに販売している卸売会社Aがあったとします。
この卸売会社Aは、最近売上に伸び悩んでいます。特に伸び悩んでいる部門は、帽子です。在庫高が高い割に売上は上がりません。
在庫高が高い理由としては、売れ残り商品が処分できていないということを挙げることができます。
在庫があるから、新しい商品を仕入れることができない。その結果、売上が上がらない。よって、また商品が残るというバッド・サイクルに陥っています。
そこで、新任の帽子担当者は、在庫処分SALEということで、思い切って売れ残り商品の値下げを行い、売り捌きました。
その結果、新しい商品のみ売場に置くことができ、商品がどんどん売れるようになりました。また、商品が売れることで、在庫高が少なくなり、新しい商品を次から次へと仕入れることができるので、売場が目新しくなり、よく売れる売場になりました。
これがグッド・サイクルの例です。
このように、良い環境を整えることによって、それが連鎖していくことがグッド・サイクルになります。
今日はグッド・サイクルについて書きました。
ありがとうございました。