コストリーダーシップ戦略こそ最強!

こんにちは。今日は、コストリーダーシップ戦略について書きたいと思います。

コストリーダーシップ戦略は、アメリカの経済学者であるマイケル・ポーターによって提唱された3つの基本戦略(コストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集合戦略)のうちの1つです。

では、コストリーダーシップ戦略の意味について説明します。

コストリーダーシップ戦略は、業界や市場でNO1の低コスト体質を実現することによって、その業界や市場の競合他社よりも低価格で商品やサービスを顧客に提供する戦略です。

簡単に言いいますと、商品を他社よりも安く提供するということです。

では、実際に例を挙げてみます。

モバイルバッテリーを扱っている2社(A社、B社)があります。この2社はライバル企業であり、それぞれの商品の品質も高く、業界内ではトップを争うメーカーとなっています。

今回、モバイルバッテリーの新作として、8000mahのモバイルバッテリーをA社もB社も出しました。

この2つの商品の品質は、全く同じと業界内で評価されています。

品質が同じならば、顧客は、必ず安い方を購入するでしょう。

しばらく経つと、この2つの商品は、価格競争に突入することになります。価格が低い方の商品が売れることは、目に見えているので、この価格競争は、延々と続きました。

その結果、A社が生き残り、B社はこの商品から撤退しました。

では、なぜA社は生き残れたのでしょうか?

その答えは1つです。A社がB社より低コスト体質を実現している企業だからです。

低コスト体質を実現するA社は、B社が損失を出すような価格でも商品を顧客に提供できるのです。

よって、価格競争に競り勝つのは、低コスト体質の企業、つまり、コストリーダーシップ企業のA社になります。

このように、コストリーダーシップ戦略をとる企業は、必ず低コスト体質の企業でなければいけないということになります。

なぜなら、低コスト体質でない企業が低価格で商品を販売することは、将来的に絶対不可能になるからです。

では、このようなコストリーダーシップ戦略をとっているような企業はどこでしょうか?

有名なところで言いますと、ユニクロマクドナルドを挙げることができます。

それぞれのコストリーダーシップ戦略について説明していきます。

まずは、ユニクロです。

ユニクロは、高品質で低価格を実現している数少ない企業の1つと言えることができす。

では、なぜ高品質かつ低価格の商品を提供することができるのでしょうか?

その答えは、ユニクロの生産体制にあります。

ユニクロの生産体制と言えば、SPAが有名です。このSPAが高品質かつ低価格の商品を提供できる理由です。

では、このSPAとは何でしょうか?

SPAとは、speciality store retailer of private label apparelの略です。

内容としては、企画から製造及び販売までの一連の作業をユニクロ自身で行うことを示します。

その結果、卸売業や商社などを間に挟むことなく、商品を市場に導入できるので、中間マージンといった余分なコストをカットすることができるのです。

ユニクロは、このようにして、高品質かつ低価格の商品を顧客に提供しています。

次に、マクドナルドです。

マクドナルドは、コストリーダーシップ戦略を徹底的に行った企業としても有名です。

しかし、競合他社との激しい値下げ競争が起こってしまい、客単価を急激に下げてしまったことも事実と言えるのではないでしょうか。

マクドナルドがコストリーダーシップ戦略を実現することができる背景には、効率的な物流システムがあります。

その効率的な物流システムこそが、「グローバル・サプライチェーン」です。

「グローバル・サプライチェーン」は、世界共同仕入れとも呼ばれます。

この物流システムの内容は、各国のマクドナルドのハンバーガーに使われている原材料の仕入先を複数国に絞っているということが挙げられます。

仕入先を複数国に絞ることによって、個々の国が別々に材料を仕入れるよりも、1回に仕入れる量が莫大に増えることで、価格交渉の際も有利に進めることができるのです。

このような優れた物流システムを構築しているマクドナルドだからこそ、コストリーダーシップ戦略を実現できるのです。
今日は、コストリーダーシップ戦略について書きました。

コストリーダーシップ戦略は、競合他社に比べて優位に立つことができる可能性が高い戦略と言えますが、リスクもあります。

例えば、
・持続力を失ってしまうこと

・差別化によって、他社の商品と大差をつけられてしまうこと

・一部の市場において、競合他社がさらなる低コストの体質を築いてしまうこと
などがあります。

このようなリスクをうまく回避できるように、日頃からリスクヘッジをとることがコストリーダーシップ戦略を実現する上で重要になってきます。

ありがとうございました。

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